天皇大国
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11月22日のニュースから
銃弾のようなものが入った山本太郎参院議員宛ての封書が21日午前、東京都中央区の銀座郵便局に届いていたことが、警視庁への取材でわかったそうです。殺害予告の脅迫文も入っており、築地署が脅迫容疑で捜査しています。
 署によると、封書には散弾銃の実弾のようなものが1個と、「近日中に射殺します」と書かれた脅迫文が入っていたそうです。脅迫文と封筒の裏側には「天誅」と記され、差出人とみられる人物の名前もあったそうです。


 象徴天皇制になっても、日本では、皇室タブーに触れることを不敬とする狂気の戦前の空気が時々復活する風潮がまだ残っています。
 戦後では、風流夢譚事件(嶋中事件)が有名です。60年安保闘争沈静後に右傾化した日本国内で発生した事件でした。『中央公論』1960年12月号に掲載された深沢七郎氏の小説「風流夢譚」の中で、皇太子・皇太子妃が民衆に殺される描写があったことを不敬として、日本の右翼の抗議活動が起こりました。
 中央公論社長宅に、その空気に煽られた右翼団体の少年が面会を求め、不在だった社長に代わって、その夫人に重傷を負わせただけでなく、その家の家政婦を殺してしまいました。

(飛行機から散布するビラや右翼の暴力的抗議で糾弾された中央公論社は竹森前編集長が退社し、嶋中社長名義で新聞に「お詫び」を掲載しました。殺人者まで出された被害者であるはずの1マスコミが右翼テロに全面屈服して世間の空気に謝罪し、それ以降中央公論社の論調から体制批判的な要素が消えました。事件の黒幕と言われた大日本愛国党の総裁赤尾敏は、殺人教唆・殺人未遂教唆などの罪で一旦は逮捕されましたがすぐに何故か証拠不十分で釈放となりました。1960年の安保闘争時、安倍首相の祖父にあたる当時の岸信介元首相は右翼の児玉誉士夫らを使って約2万人の右翼・ヤクザ・暴力団員を動員して安保に反対する学生デモ隊を鎮圧させました。皮肉なことに岸信介自身も、その暴走した右翼の一員の暴漢に刺される事件さえありました。)


 また、日本ではレイプ・オブ・ナンキンは2007年まで出版できませんでした。
著者のアイリスの母親は台湾系華人で「日本の柏書房は1998年春ごろに翻訳版の版権を取得したが、何人かの歴史家や教授に翻訳書の批評を拒否され、そのうちの少なくとも一人は「得体のしれない組織」から家族への脅迫を受けているのがその理由だったと聞いた。」と証言しています。彼女は自殺に追い込まれ他界したため、出版阻止の詳細は闇に消えましたが「天皇の命を受けた朝香宮鳩彦中将またはその参謀」が「捕虜はすべて殺害せよ」との命令を発した。」と天皇の責任も本に記載したため、皇室タブーに触れた結果だろうとも言われました。

 

今日の日本もまた、安倍政権の下で右傾化した空気や天空が騒がれている日本ですが、唯一救われるのが、今上天皇の人間性です。
 
 
 
 宮内庁の長官は11月14日の定例記者会見で、秋の園遊会で天皇陛下に直接手紙を渡した山本太郎参院議員について、刃物が入った封筒が同議員宛てに届いたとの新聞記事を見た陛下が心配されていることを明らかにしたそうです。日本の空気とは真逆に世間のバッシングに陛下の心は痛んでいたようです。

 また、 「今後の御陵及び御喪儀のあり方について」の宮内庁発表が行われ、天皇陛下の葬儀に関する決定が明らかになりました。
 今上天皇の希望する美智子さまとの合葬はかなわなかったものの、「国民の負担にならぬよう、簡素に、質素に」という陛下の思いは反映され、伝統を覆し火葬にされることが決定されたそうです。

 かつて、日本国が誕生した直後の703年、女性天皇だった持統天皇は火葬にされていますが、その後も土葬も火葬もあり、天皇がまだ神道の神ではなかった時期では、決まりもなかったようですが、室町時代中期から一般的な火葬が天皇の葬儀でも定着しました。

 しかし、天皇の土葬儀式が神道で定められ、江戸時代の幕末に火葬が廃止されました。明治以降は、神たる天皇に、火葬など不敬にあたる行為だと、考える人もいたようですが・・。

 かつて、2001年、サッカーワールドカップ日韓共催に際し、今上天皇は、日本ではタブーとされていた皇室の血縁についても大胆な発言を述べられました。

「私自身としては、桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると、続日本紀に記されていることに、韓国とのゆかりを感じています。武寧王は日本との関係が深く、この時以来、日本に五経博士が代々招へいされるようになりました。また、武寧王の子、聖明王は、日本に仏教を伝えたことで知られております。」との発言が韓国で大報道され「日本で最も出世した在日?」は天皇だったのか等の屈折意見もありましたが、日本では何故か殆どこのご発言は報道がされませんでした。
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 本当にやさしくもあり、天皇であるよりも、まず平和主義を貫く、立派なひとりの人間であられようとされているようにも思える陛下ですが、特に東北震災下におけるご活動をみるにつけ、人間今上天皇を日本が戴いていたことは、誠に幸いであったとも言わなければならないようです・・・。


かつて、中国についても、非常に多くのことを語られた陛下でした。
「日本と中国は,古くから平和に交流を続けてきましたが,近代において,不幸な歴史がありました。戦後,日本は,過去を振り返り平和国家として生きることを決意し,世界の平和と繁栄に努めてきました。この度,国交正常化20周年の機会に中国を訪問することになりましたが,これを契機として,日本が世界の平和を念願し,近隣の国々と相携えて,国際社会に貢献しようと努めている現在の日本が理解され,相互信頼に基づく友好関係が増進されことを願っております。」

「言論の自由は,民主主義社会の原則であります。この度の中国訪問のことに関しましては,種々の意見がありますが,政府は,そのようなことをも踏まえて,真剣に検討した結果,このように決定したと思います。私の立場は,政府の決定に従って,その中で最善を尽くすことだと思います。」


「小さい時から中国に関しては話を聞いたり,また,本を読んだりして関心を持っていました。中国の古典や歴史から学ぶことがたくさんあります。私が好きな言葉に忠恕ちゅうじょということがありますが,これは自分に誠実で,そして人の心を思いはかるという意味のことです。これは論語にある言葉であり,また,私が小さい頃,当時の穂積東宮大夫は,新訳孟子をちょうど在職中に書いていましたけれども,その新訳孟子も後に興味深く読みました。日本人はこのような中国の文化の恩恵に浴してきました。遠い昔からこのような文化を生み出した中国に対して深い敬意の念を持っております。また,中国の人々に接した,私が接しました人々には,非常に親しみを感じております。準備の方としましては,いろいろ行事も多く忙しい日々を過ごしていますので,今までに読んだ本や,読まない本を含めて,ところどころに目を通すという程度しか出来ません。」

皇后陛下(小学校の何年生の頃でしたか,音楽の時間に揚子江の歌を教わりました。水を満々とたたえた川が,昼も夜も滔々とうとうと流れて大陸の沃野よくやをうるおす,という意味の歌でした。歌いながら子供の心にも何か広々としたもの大きなものが感じられ,その印象が今も私の中にとどまり,中国や,そこに住む人々の姿と重なっています。準備の方は,期間も短く,決して十分とは申せませんが,陛下お始めいろいろな方面の方々にお教え頂きましたり,中国各地の民話等を少しずつ読んでいます。)

「皇室と中国の関係につきましては,古くは天皇が遣隋使,遣唐使を派遣し,それに伴って留学生も随,唐に渡り中国の文化を学ぶように力を尽くしてきました。遣唐使が廃止されてからは,中国との関係は,政治が将軍の手に移ったこともあり,なくなりましたが,中国の文化が皇室に深い影響を持っていたことは,例えば天皇の即位礼でも孝明天皇までは中国から取り入れた礼服という式服によって行われていたことにもうかがえます。明治以降は,世界の変動の様々な影響を受け,両国の関係も様々に変化しますが,その間には不幸な歴史もありました。戦後は,国交正常化の後両国の関係は緊密化を強めてきていることは喜ばしいことと思います。両国の関係は過去を踏まえて,それを乗り越え,相互信頼に基づく末永い友好関係が今後培われていくことを念願しております。」平成4年宮内庁において、質問に対応された際のお言葉・・。

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by zhenhong1 | 2013-11-24 00:19

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